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2019年5月

平田邸の維持保全活動・周辺地域のまちづくりを推進していくことを目的に「平田邸活用推進協議会」を地元のメンバーを中心に立ち上げ、地元の皆様、町外の皆様のご理解とご協力により現在、100名近くの会員様が入会してくださっています。
平田邸は現在、家主である平田さんのお住まいであり残念ながら一般公開はしていません。

2016年には木造三階建ての家屋が国登録有形文化財に、2019年には庭園が国登録記念物に登録をされましたが、「平田邸の維持管理をどうしていくのか」という議論がこれで解決されたわけではありません。

文化財建造物にも国宝や重要文化財など、いくつかの位置づけがあるのはご存知かと思います(こちらについてはまたの機会に詳しく記事にまとめたいと思います。)が、文化財に登録されたからといって、すぐに行政からまとまったお金が投入されるわけではないのです。

日本全国には数多くの有形・無形文化財が点在していますが、過疎化が進み国内の人口が減少していく中で、保存されずに消えてしまう文化財も残念ながらございます。地域の文化財が、その地域の力で保存されていくということは、地域の存続にも繋がっていきます。

文化財はその周辺地域のランドマークとなり、ランドマークを中心に人々が集い地域の連帯感を強めてくれるからです。文化財に多い神社や仏閣はわかりやすい事例です。

ここ平田邸も今、地域の力で守っていく新しいフェーズのスタートラインに立っています。

今後どういった形でこの文化財が守られていくのか。そのリアルな軌跡をこのページを通じてご紹介していこうと思います。